院長の学会・研究会報告
噛み合わせと頭痛の関連についての勉強会(H23.11.26~27)
噛み合わせと頭痛の関連についての第1人者である中村正二先生を招いて2日間に渡る勉強会を開きました。
かみ合わせのバランスに不具合を生じると肩こり・頭痛の症状が出てくる場合があります。
10μ(ミクロン)のレベルでの噛み合わせの調整がこれらの症状の改善をはかるとの講演でした。
かみ合わせのバランスが悪いと頸椎のバランスが悪くなり、頭痛・肩こりとの関連が疑われます。
北日本レーザー研究会例会 (H23.6.18)
今回は愛知県高浜市で開業されている中村昭二先生の講演会でした。
中村先生は噛み合わせの異常から発現する片頭痛・緊張型頭痛のメカニズムを解説され、さらにこれらの症状を咬合治療によって改善する方法を教えてくれました。
医科の診断でも異常を認めず、投薬治療で永年苦しんでいた患者さんを咬合治療により改善できることは多くの頭痛で悩んでいる方にとって朗報です。
出席した会員からもより詳細に勉強したいとの要望があり、11月に再講演していただくことになりました。
北日本口腔インプラント研究会定例会(H23.4.24)
明海大学歯学部教授・嶋田淳先生の講演があり、54名の参加会員一同で勉強しました。
インプラント手術で上の顎の奥歯が無い部分は骨が薄い方が多いので苦労するところです。
そこに増骨手術をしてインプラントを可能にするのが『サイナスリフト』というテクニックです。
その分野での国内トップクラスの教授の手術ビデオを見ながらの5時間の勉強会は大変有意義でした。
北日本口腔インプラント研究会定例会 (H23.2.6)
北海道医療大学歯学部のインプラント学教授である越智守生先生に『審美・機能的修復のためのインプラント治療』について講演していただきました。
安心・安全なインプラント治療に最近注目を集めている「CT画像とガイドソフトの応用」について詳細に解説されました。つつみ歯科医院でもこの方法を今後のインプラント治療に取り入れていくことになりそうです。
バイオインテグレーション学会設立記念シンポジウム(H23.1.23)
標記の学会のため東京へ行ってきました。インプラントと顎の骨がしっかりくっ付くためにはどのようなインプラント素材がよいのかを研究する学会です。
チタン素材に超薄膜のHAコーティングしたインプラント体に注目が集まっていました。
北日本レーザー歯学研究会例会(H22.11.27)
今回は横浜市で歯科医院を開業されている山下修先生に講演をお願いしました。
山下先生の得意分野である『レーザーと次亜塩素酸水を応用した歯周病治療』『腫れの無い親しらずの抜歯方法』『次亜水をインプラント手術に応用する方法』『治療器具を消毒する方法』など、実際の日常臨床に大変役立つ内容でした。
バイコンインプラント研修会・手術見学(H22.11.21)
苫小牧つつみ歯科医院ではインプラント治療において4社のインプラントから患者さんの状態に応じて選択してきました。
患者さんがインプラントを希望されても顎の骨が薄い場合適応できない場合があります。
最新のバイコンインプラントシステムには「ショートインプラント」という短いインプラントがあり、骨が薄い場合でもインプラントが可能になります。
そこで今回、東京での「バイコンインプラント研修会・手術見学」に参加してきました。今後、インプラントの適応できる範囲が広まることになりそうです。
第23回北海道地区口腔インプラント臨床コロキウム(H22.11.14)
「安心・安全なインプラント」をメインテーマとして標記の学会が開催されました。
東京歯科大学の関根秀志先生から「インプラント適用の留意点」の講演があり、東京で技工所を開設されている河尻先生から「インプラントの上部構造」について大変参考になるお話がありました。
他に道内各地でインプラント治療を積極的に取り組んでいる5名の先生から実際の治療例の提示があり、これも又大変参考になりました。
北日本口腔インプラント研究会例会(H22.10.24)
(社)日本歯科先端技術研究所フェロー更新講座として日先研専務理事の江黒徹先生の講演がありました。
『各種最新器材のインプラント治療への応用』の演題で、CT・超音波治療器・高周波治療器・サージボーン・Er:YAGレーザーなどを臨床応用した治療例を提示され、大変参考になった勉強会でした。